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今年も流氷がやってきた

温暖化の影響と思われる事象が気象関係では顕著であるが、知床には今年も流氷がやってきた。
昨年初めて羅臼から流氷観光船に乗り、氷海を飛ぶオジロワシ、オオワシをカメラに収め、猛禽類の眼光の鋭さに魅了された。
今年は流氷がなかなか知床半島を周り込まず、海上保安庁の流氷情報、羅臼のライブカメラを監視しながらやきもきしていた。ライブカメラでやっと流氷が確認でき、早速週末の宿と観光船に予約を入れた。
旭川から知床羅臼までは約300K、5時間の行程である。

26日の日曜日、朝8時半の出航。幸い天気は晴れ、風もなく沖の流氷は大きな雪原のように広がっていた。
この日の観光船は3社で合計4隻。乗客は大型望遠レンズを携行し、撮影を目的とした乗船料は2時間半で11,000円。
決して安くはないが、それなりの価値を認めたマニアの集団である。
本州からは羅臼に来て6泊、チャンスを待っていたという人までいた。

流氷観光船は鳥寄せのため舳先からエサの冷凍ニシンを撒く。それを目当てにカモメ、オジロワシ、オオワシが上空を舞う。
エサ撒きには否定的な意見もあろうが、元は漁船が捨てる雑魚目当てに鳥が集まったもので、餌付けのためのエサ撒きとは一線を画する。
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一面の流氷原

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優雅なオオワシ

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上空からオジロワシが海上のニシンを猛スピードでかっ攫う。この間、0.1秒のカット3コマの早業

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このオオワシはオリンピックの表彰式のよう

狙いは冷凍ニシンとは言え、その眼光は鋭い
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オオワシは少しユーモラス
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というわけで? 今月のカレンダーは久々のシマエナガです。こちらはほほえみの眼差し
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http://www.timber.co.jp/cl/Mar_2023.pdf

<記事責任 ホッカイグマ>